だから何ですか?Ⅲ




聞きたくないのに容赦なく突き刺さる言葉の鋭利な事。


痛みに耐え切れず、容量オーバーの感情に『待ってくれ』と制止を求めるのに聞き入れてはもらえず。


そんなトドメ?




「・・・傍にいないといけない人がいるんです」


「っ・・・・」



なんだよ・・・それ。



「大切な人を守ってあげたいんです」



なんなんだよ・・・それ。


だって、何で?!


そんな存在いつの間に・・・、


微塵も、俺から心離れたような姿見せなかったじゃねぇか。


なのにっ___




「っ・・・他に・・・好きな奴が出来たって・・・事か?」


「・・・・・」


「それで・・・・俺の事は嫌いになったって・・・・そう言う事・・・か」



自分で口にした言葉に切りつけられる。


その切り口からドロリと流れるのは負の感情によるどす黒い血の様で。


それでも自分で言葉にしたのは亜豆にそう言われるよりマシだと思ったから。


これ以上、亜豆の声で俺を否定するような言葉を聞きたくなかったから。


・・・・・・ああ、でも、


違うのかもしれない。


むしろ、はっきりと『そうだ』と肯定される方が割り切れると思ったのかもしれない。



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