once again〜season2〜
「ね、美玲、教えて。私がどうしてご両親の説得に向いてるのか、付き合いの長さじゃ、有里華の方が家族ぐるみの付き合いじゃないの?」
美玲は首を横に振った。
「有里華でもダメだったの。涼香が忙しいだろうから、って有里華が説得してくれたんだけど、ダメだったの。有里華のご両親も動いてくれたんだけど…」
「えぇ?有里華のご両親が言ってもダメだったの?それじゃ、私が行っても同じじゃない?」
「お願い!頼めるの涼香だけなんだ…」
「室長、蓮さんに頼んでみてはどうですか?私ももちろん、説得には行きますけど、最後は如月商事の社長に出てもらうしか…」
有里華が行ってもダメなんだったら、私が行ってもダメだとは思う。
ただ、美玲の父親の会社が何をしているのか、聞いていなかった事を思い出した。
「美玲、お父さんの会社って?」
「長峰堂…なの」
「ええ!あの長峰堂なの?嘘、だって美玲、佐伯じゃない、な、名前」
「長峰堂は母の実家なの。父が会社を継いだけど、婿養子にはならなかった。お祖父様もそれは許してくれたの」
長峰堂は、昔からある生活用品を売っている大手の販売元。
SEIWADOも昔から付き合いがあった。
そして思い出した。
佐伯社長!そうだ、父について秘書をやってた時、会った事があったのを。
美玲は首を横に振った。
「有里華でもダメだったの。涼香が忙しいだろうから、って有里華が説得してくれたんだけど、ダメだったの。有里華のご両親も動いてくれたんだけど…」
「えぇ?有里華のご両親が言ってもダメだったの?それじゃ、私が行っても同じじゃない?」
「お願い!頼めるの涼香だけなんだ…」
「室長、蓮さんに頼んでみてはどうですか?私ももちろん、説得には行きますけど、最後は如月商事の社長に出てもらうしか…」
有里華が行ってもダメなんだったら、私が行ってもダメだとは思う。
ただ、美玲の父親の会社が何をしているのか、聞いていなかった事を思い出した。
「美玲、お父さんの会社って?」
「長峰堂…なの」
「ええ!あの長峰堂なの?嘘、だって美玲、佐伯じゃない、な、名前」
「長峰堂は母の実家なの。父が会社を継いだけど、婿養子にはならなかった。お祖父様もそれは許してくれたの」
長峰堂は、昔からある生活用品を売っている大手の販売元。
SEIWADOも昔から付き合いがあった。
そして思い出した。
佐伯社長!そうだ、父について秘書をやってた時、会った事があったのを。