星空電車、恋電車
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クリスマスイブの前日、京平先輩からラインが来た。
『俺、明日からスキー。水口は明日何してんの?』
なんだこれ。
リア充自慢かっつーの。
『バイトですけどっ!』ウサギが拳を握って炎を背負っている怒りのスタンプと共に返信してやった。
『ふーん、まあがんばれ』
なんだ、その返事は。
『リア充自慢はヤメテください』と送り返すと、
『大学の必修だから遊びじゃないし』即レスされたから
『ふーん、まあがんばれ(笑)』と送り返しておいた。
こんな感じで私たちはたまに連絡を取り合っている。
京平先輩はまだ彼女ができないらしく、たまに合コンに行っているらしい。
同じくまだ彼氏ができていないユキが合コンで出会ったと言っていた。
私の好みからは大きく外れているけれど、京平先輩は見た目はまあまあだし、性格も明るい。
なのになぜ、彼女ができないんだろう?
そういえば、理想の女性像を聞いたことなかった。もしかして理想が高すぎるんだろうか。
「ま、どーでもいいか」
クリスマスを前にバイトで忙しい私は湯たんぽを抱えてベッドに潜り込んだ。
それからクリスマスの前後はしっかりとバイトして、年末年始を両親のいる神戸のマンションで過ごし、アパートに戻って恵美さんと山下さんと一緒に新年会の鍋パーティーをして、またバイトに励んでいるとあっという間に2月になった。
あれから山下さんと恵美さんは上手く行っていた。
現在ラブラブな恋人同士だ。
詳しいことは教えてくれないけれど、私と出会った頃にはお互いに好き合っていたのに周りのやっかみにあってすれ違い、互いに想いを伝えられないでいたらしい。
山下さんが私に近付いたのも初めから恵美さん目当てだったことも知ってるし、周りのやっかみもわかるような気がする。
イケメン過ぎるんだと思う、山下さん。
以前出会った柴田さんのお友達の厳しい視線などがいい例だろう。あのひと、明らかに山下さんに気があって一緒にいた恵美さんのことを敵視してた。
いろいろを乗り越えてラブラブな二人だけど、今でも私のことを忘れずに二人の妹のように扱ってくれている。ありがたいことだ。
ひとり身の私の前でイチャイチャを控えてくれるともっとありがたみが増すと思う、うん。
クリスマスイブの前日、京平先輩からラインが来た。
『俺、明日からスキー。水口は明日何してんの?』
なんだこれ。
リア充自慢かっつーの。
『バイトですけどっ!』ウサギが拳を握って炎を背負っている怒りのスタンプと共に返信してやった。
『ふーん、まあがんばれ』
なんだ、その返事は。
『リア充自慢はヤメテください』と送り返すと、
『大学の必修だから遊びじゃないし』即レスされたから
『ふーん、まあがんばれ(笑)』と送り返しておいた。
こんな感じで私たちはたまに連絡を取り合っている。
京平先輩はまだ彼女ができないらしく、たまに合コンに行っているらしい。
同じくまだ彼氏ができていないユキが合コンで出会ったと言っていた。
私の好みからは大きく外れているけれど、京平先輩は見た目はまあまあだし、性格も明るい。
なのになぜ、彼女ができないんだろう?
そういえば、理想の女性像を聞いたことなかった。もしかして理想が高すぎるんだろうか。
「ま、どーでもいいか」
クリスマスを前にバイトで忙しい私は湯たんぽを抱えてベッドに潜り込んだ。
それからクリスマスの前後はしっかりとバイトして、年末年始を両親のいる神戸のマンションで過ごし、アパートに戻って恵美さんと山下さんと一緒に新年会の鍋パーティーをして、またバイトに励んでいるとあっという間に2月になった。
あれから山下さんと恵美さんは上手く行っていた。
現在ラブラブな恋人同士だ。
詳しいことは教えてくれないけれど、私と出会った頃にはお互いに好き合っていたのに周りのやっかみにあってすれ違い、互いに想いを伝えられないでいたらしい。
山下さんが私に近付いたのも初めから恵美さん目当てだったことも知ってるし、周りのやっかみもわかるような気がする。
イケメン過ぎるんだと思う、山下さん。
以前出会った柴田さんのお友達の厳しい視線などがいい例だろう。あのひと、明らかに山下さんに気があって一緒にいた恵美さんのことを敵視してた。
いろいろを乗り越えてラブラブな二人だけど、今でも私のことを忘れずに二人の妹のように扱ってくれている。ありがたいことだ。
ひとり身の私の前でイチャイチャを控えてくれるともっとありがたみが増すと思う、うん。