旦那様からのI LOVE YOU「 雪菜偏」


「近くには、いっぱい要るじゃん、
私とはお出かけデートもしてくれ
なかったし、

 つまんないデショ。ただデブ専、
 軟らかいのが好きなだけで、
 クッションのいいS✤Xが好きな
だけ!必要なのは私じゃない。
 か•ら•だ•気付いたか?
 気づいたかボケ。」
    
またまたプク~ッとほっぺたを、
ふくらませる。


「もう、来ないでね。
 サヨナラ大夢。
 バイバーイ最低、タヒね。」
 さささと彼の横を通り過ぎる。


《《《違うってんだろうがあぁ💢》》》》


とっぜん犬の遠吠えのような叫び
声をあげ人目もはばからず腕を
掴みひっぱった。

「やめてよ💢」
彼の手を振り切ろうと力いっぱい
振り上げた。

しかし手を離してはくれない、
痛い程しっかりと握られていた。


「お前を紹介しねーのは、お前に
だれか 惚れたら・・・どーすんだよ。
        (ここだけ小声)

お前に嘘ついたのはなぁ!! お前が
心配するって考えたからだよ。」


    ジロジロ、ジロジロ
「痴話喧嘩か?」「別れ話か?」
「借金返済か?」
    
「なにが悲しくて別れるんだ、俺は
 お前しか抱けないし、
 他の女なんてクソだ

 ああ、勿論お前の身体も大好き
だよ!
 悪いか?
     ジロジロ、ジロジロ

 俺も男だ仕方ないだろ!!

(何人かのオヤジ達ウンウン)

 一緒に住まなかったのは出張
多いしその間、男が来るかも
知れないだろ!
 心配だからだ。

 雪菜が可愛くて仕方ない。
 駄目なのか?お前が好きだ。
 別れない!
 こんな恥ずかしい事
言えねーダロ。」


   ジロジロ、ジロジロ



「え!! マジ ってか、信じれ
ないよ。
 とりあえず時間大丈夫なの?
 遅れるんじゃない。」

何言ってるか分からんけど?
彼は、言い訳しに来たのか? 
理解不能。

あの狭山は、本命じゃないの?
私に構わず付き合って良いんだよ。
やっと再出発出来たのになに?
色々雪菜の頭をよぎる。

「携帯だせ。」

奴の命令口調に身体が反応して
なぜか素直に出してしまう。

大夢は、ちゃちゃちゃと親指を
動かしピッと押した。

叉携帯に大夢が登録されていた。

ハア~ツでも、如何なる理由が
あろうと不安にしたのは、やはり
許せないから。

しばらく合わない!考えさせてと
御願いした。

大夢は考えるのは構わない。
俺は俺で考えてるから。
意味深な言葉を浴びせてニヤリと
笑った。


          





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