旦那様からのI LOVE YOU「 雪菜偏」
来年、9月25日大安吉日
案内状は名前と住所を書いて投函
するだけ。たまたまその日は、
結菜が仕事でヒマな光寿郎が
ついてこいと言うので式場を探して一緒に回る時気に入った所を
見つけたので勝手に予約した。
大夢は来年必ず雪菜と結婚すると
親達に宣言し、子供の時からの約束を
守ってほしいと、雪菜の親のもとへ弁護士連れて
出向いたらしい。
大夢の本気を昔から知ってる母の
口添えで承知させた様だ、
後で知ったがこの弁護士こそ
空港で土下座三昧ぶちかました
結菜の妹、陽菜の夫となる
田渕内蔵助なる
人物だった。
まだまだ時間はあるから充分間に合う。
せっつく大夢にペンを持たされ
「サインほら、サイン.」
「えっ!! だけど急だし。考える
ヒマないの?」
「時間の無駄暇はない!雪菜が生
まれた日おばさんに言った。
雪菜を嫁に下さいって、あの日
から俺は雪菜の旦那なんだ。」
「小3の時、一回別れたじゃん。
大夢、私に、付いてくんなって言っ
た。」
「だから思春期!付いてくんな
とはいっても、お前の事 しっかり環視してたしな!!」
「えっ、ストーカー?」
「旦那が嫁が浮気しないように
見張って何処が悪い!! 」
「私じゃなかったら逮捕されてるよ。」
「雪菜だからだ、他の女に興味 ない。」
「一回も浮気してないの?」
「・・・ 浮気?えっ‥と!!
ゴメン。」
「いつ?何歳頃‥(怒)!!💢」
「ヤリ盛りの項
な!!‥だれにもアルだろ!!
誘われたり‥とか
遊ばれたり‥とか。」
「いつから辞めたの?」
「雪菜を手に入れてから、止めた。」
「綾乃って人とは随分仲良すぎじゃなかったっけ?」
「してない!してない、 したら
即、婿養子の口だ。恐ろしい。
雪菜と結婚出来ないと思ったから 手、出してない。」
「じゃあ手出して大丈夫な人とには?」
「してない!」キリッ
怪しいが信じるしかない。
婚姻届書いて、二人で市役所に出した。
次の日長崎のシェフに大夢とお詫
びに行った
長崎のあの日、泣きながら見た
夜景を前に、
「一緒になってくれて有り難う。
俺は雪菜の為に生きる。雪菜が
離れてしまったら‥俺はあの星になる。
だからそばにいてください。
それから心無い言葉で、
泣かせた事ごめん。」
そう言って小さな箱を出して来た。
雪菜の左手薬指にシンプルだけど
ダイヤモンドが3っ並んでいた。
産まれた時。婚姻届を出した時
そして死ぬ間際まで一緒にいるとゆう
大夢の想いのこもった‥エンゲージリング。
「知ってるか?左手薬指には心臓と綱がってる脈があるって、
俺はお前に心臓を
捧げるつもりでこの指輪を贈るよ。」
「うん。どうしても大夢に戻るんだもん。
諦めた!大夢のそばで離れずいきて行くから、もう意地悪しないで‥。」
指輪をはめながら「フッ!! 」と笑った
大夢が気になる。
雪菜はエンゲージリングだけで
結婚指輪は要らないと言ったが
雪菜の大好きな長崎で雪菜が気に入った指輪を買おうと提案した。
2人で宝石店を回り雪菜の気に入った指輪をかった。
9月までは銀行の貸金庫の中に
いてもらう。