壊れるほど君を愛してる




俺は最後のページを読み終わっていた頃には、涙を流していた。


あの窓から飛び降りた後、君はどこかへ消えた。


俺は心の隅で、君へ申し訳ないと思っていた。


全ては俺がみんなに話したからだ。


謝りたい。もしも、また会えるなら謝りたい。


この小説の展開を覆せるように。



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