5人の王子とお姫様!
用意周到な行動。
まさか……
楽しそうにはしゃぐ琉羽とお母さんを振り返ってため息をつく。
……グルだ。
まんまと二人の計略にハマっていたのだと気付いた。
まさか、玄関で顔を会わせた時に結託していたとは…。
そこで急速に仲良くなっていたなんて思わなかった。
だけど、ようやく頭が冴えてきた頃には反論する余地もなく、母の車が発車していたのだった。
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そんなこんなで、眼前に広がるのは見紛うことなき青い海。
あー……眩しい、暑い、つらい。
到着早々、私は即座にパラソルの下に入り込んで、海からせめてもの逃避を図る。
「海や海!めっちゃ冷たい!本物の海やぞ、なあ!?」
「…お前、もう黙れ」
当たり前のことを叫ぶ頭が残念な人が、楓斗を呆れさせているのが遠目に見える。