5人の王子とお姫様!



え、なに…?


不思議に思っていると、空がぬいぐるみをずいっと私に差し出してきた。



「天音、あげる」


……まさか、私のために景品を狙ってたんだろうか。



戸惑いながら受け取ったぬいぐるみは、思いのほかもふもふフワフワで、触り心地が抜群にいい。


思わず、ぎゅっと抱きしめてると。



カシャっ、とどこからかシャッター音が聞こえた。


音のした方に目を向ければ、聖がスマホを構えて私に向けていた。



「……聖?」


「うん、可愛いね。天音ちゃん」


ひらり、とスマホを振って、懐に戻す。


……隠し撮りされた。


変な顔、してなければいいんだけど。



「……聖、神や!!後で俺にも写真送ってくれ!」


「あ、僕も僕も!」


「……じゃあ、俺も」


みんなが口々に言う中、後ろで見ている楓斗が何か言いたそうに口を開いては閉じてを繰り返している。


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