5人の王子とお姫様!



まさか、楓斗も欲しいって言うんじゃ…。


そんなことを思ったけど、楓斗に限ってそれはないか、と考えを頭の隅に追いやる。


……そのまさかが的中していて、後夜祭が終わったあと、内緒で聖に写真を強請っていたことを今の私は知るよしもなかった。



そうして、ビンゴ大会はつつがなく終わった。


その後の景品はというと。


高級お菓子の詰め合わせ、10,000円分の図書カード、炭酸ジュース1カートンなどなど、夢のあるもので溢れかえっていた。



……私も、ビンゴしたかったな…。


リーチにはこぎつけたものの、結局当たることはできなかった。


同じく、琉羽もリーチで悔しがっていた。


聖はビンゴ大会には参加してなかったけど、満足げに笑ってたから意外と楽しんでたみたい。


楓斗はというと……



「……」


「あー、楓斗。ドンマイ!……あいてっ」


リーチどころか、数字が掠りもしなかった。


そうして茶化した光邦の頭が叩かれるのも早かったのだった。


< 501 / 507 >

この作品をシェア

pagetop