5人の王子とお姫様!
*
最初のターンは光邦。
陽気な音楽に合わせて手を繋ぎながら踊る。
「なんや、意外に楽しいな。ここらで一旦回ってみるか?」
光邦の提案に乗って、その場でターンしてまた手を繋ぐ。
……確かに、楽しいかも。
「ふふ、うん。楽しい」
笑みが溢れて、素直な感想を述べると光邦が一瞬固まる。
みんなと踊ろうって言われた時はどうなるかと思ったけど、最初に光邦と踊ったことで緊張が解けた。
「……なーんや、調子狂うなあ」
「ん?」
「いーや、何でもあらへん」
そう言う光邦は、若干顔が赤いような気がした。