5人の王子とお姫様!







空が、無言で手を差し出してきた。


相変わらずの無口無表情だけど、別に冷たいわけじゃない。


私も小さく頷いて、その手を取った。



無言のまま踊り出したけど、気まずさは全くなくて。


踊りながら気づいた。


空、私に歩幅を合わせてくれてる。


私がよろけそうになると、さりげなく支えてくれて。


それがあまりにも自然だったから、私も途中まで気付かなかった。



「疲れた…?」


「少しだけ」


「座る…?」


「まだ、ダンスの途中だから」


「……そっか」


私の返答に、ふんわりと微笑を返してくれる。


優しい空はここでも健在で、胸がじんわりと温かくなる。



「……来年も、また踊ってくれる…?」


「うん、踊る」


「……クマ、大事にしてくれる…?」


「する。絶対する」


大きく頷いて見せて、どちらともなく笑い合った。


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