5人の王子とお姫様!
あちこち周って、一通り買い物を終えた私たち。
「服、靴、本……他に寄るとこは?」
理沙子姐さんがこれからの季節に必要な服で、楓斗がランニングシューズ、私が本。
今まで行った店を指折り数えて聞いてくる楓斗に対して、もうない、と首を横に振ってみせる。
「あたしも別に」
「……ん」
「おい空寝るな」
パコンと空の頭を叩いて目を覚まさせる。
もうとっくに空の昼寝の時間は過ぎてるから、仕方ないけど。
「もう寄るとこねーかって聞いてんだよ」
「……ん、ない」
「お前は起きてから物言えよ」
呆れた楓斗を見て、その苦労が知れない。
と、いうのも空は、私と聖の言うことなら比較的受け入れる傾向がある。
他3人のことは知らないけど……
一番被害を被るのは楓斗なんだろうな…。