5人の王子とお姫様!
「さっきの子さぁ、大丈夫だったかな」
「ああ、裏の公園でなんか揉めてる感じだったよねー。
ガラ悪いのに絡まれてたし、ちょっと可哀想だったけど」
「ね。まー大丈夫でしょ。誰か助けてくれるって」
「うちらに関係ないしね。てかさ、この後どーする?」
あっという間に別の話題に移って、きゃっきゃと笑いあいながら人混みに紛れて行った。
私はそれを、呆然として見送る。
所詮は他人事。
見ず知らずの人を助けるほど人間はできてない。
だから放っておいたのか。
半ば薄情だと思いながらも、一人の人間として、少し……共感もできた。
それが本当に他人なら良かったけど、妙に気になって動けない。
公園……近い。
まさかと思った。
だけど、理沙子姐さんなら些細なことで喧嘩、してるかもしれない。
違うって思いたかったけど、どこか否定できなくて。
心配が大きくなって、様子だけ見てくることにした。