5人の王子とお姫様!
そんな、捻じ曲がった理屈をこねる自分。
私は、この状況を他人のせいにしたいだけだ。
本当に下劣で最低で、どうしようもない。
こんなタイミングで出くわしてしまったことを、呪いたい。
逃げ出したいのに、足が動かない。
目先にいるのは忘れもしない、中学で悪夢を見せられ、私を転校に追い込んだ当人たち。
化粧の濃い今時ギャルの美奈江。
口が悪い金髪ショートの加菜。
そして……
「おめぇ変わったよなぁ。俺好みになったんじゃねぇかよぉ、ギャハハハっ!
そう思うだろ?思うよなぁ?なあ、絵茉」
「そっ、そうだねっ…!」
チャラチャラした傷んだ茶髪の慶太。
元親友の、控えめで大人しい絵茉。
その4人の姿を見るだけで、体がカタカタと震えてくる。