5人の王子とお姫様!
怖い…怖い…怖い…
怖気付いて一歩、下がる。
「てゆーことは、今あんた1人ってこと……だよねぇ?」
嫌な、予感。
額に浮いた冷や汗がポタリと落ちた。
「慶太、どうすんの?こいつ」
鋭く見つめる加菜の眼光に圧倒されて、また肩が跳ねる。
「ま、それはこいつに聞こうじゃねぇか。見たとこ知り合いみてーだしなぁ」
「は?地味メガネ?」
慶太の目線の先には、呆気にとられて私を凝視する理沙子姐さんがいた。
必然的に目が合ってすこし、冷静になった。
一見変わりない様子だけど。
……怯えて…る…?
何となく、強がってた昔の自分に近似している気がして、一瞬だけ頭が冴えた。
……動かないと。
頼ってちゃ、ダメ…だから。
覚悟を決めると、何を思ったか伸ばされた手。
ゴツゴツしてて色黒で。
ゴツい指輪とか、腕輪とかがジャラジャラしてる。