5人の王子とお姫様!
息つく間もなく言い切った、女嫌いの楓斗が放った毒舌に唖然とした。
プライドが高い美奈江でも、堪えてる。
だって、今頃……赤面して、怒ってるって分かるから。
「なっ、なんでそんなこと、言うのよ!?あたし、あんたに話し掛けてんのよ?ねぇ、分かってんのっ?」
“信じられない”
そう言わんばかりの、動揺した声。
普段の自信過剰な態度と違うそれに、少なからず驚いた。
「ふーん、お前そんな顔できるのか。ますます滑稽過ぎて笑えてくるわ」
言いながら、楓斗が笑み一つ零さなくなったのが声色から汲み取れた。
「どんだけ自信あるんだよって話だよな。今まで自分らの思い通りに全部運んでたのか?だったら俺はお前に惹かれるものとか毛ほどもねーし、残念だな。
てか、あれだろ。何でも手に入れてきたって顔してるから言っとくとさ、お前ら態度でけーから周りが逆らえなかっただけじゃねーの」
「……っ」