秘密の恋~絶対に知られちゃいけない恋だったのに~
「崎本。まだ?!俺待ってんだけど?」

と、後ろから佑介が睨みつけてきた。
こ、怖い・・・。

「またお前かよ。今華ちゃんと話してんだよ。取り込み中だから向こう行けよ。」

「はぁ?お前もう終わってんだろ?俺は及川さんに用事あんだよ。終わったら、すぐさま、去れ。」

シッと右手を払う。

「お前が去れ。」

「お前が、だろ。」

わたしの前でお互い譲らず仁王立ちでにらみ合っている。

「あの!」

わたしは思わず声を張り上げた。

「瀧さん何の御用でしょう?」

佑介がわたしの前に立って、崎本さんはチッと舌打ちして帰って行った。
佑介は仏頂面で小切手を渡してきた。

「これよろしく。」

「はい。」

「崎本にニコニコしてんじゃねぇし。」

横を向いて目を逸らしたままボソッと言った。

「え?」

「なんでもねぇよ。じゃ。また夜。あ、俺・・」

チラッと周りを見て言うのをやめたらしい。

「あとでLINEする。」

コソッと言うと去って行った。

チラッと周りを見渡すと、怪訝な表情で本田萌絵がこちらを見ていた。

んー・・・ヤバイ。
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