秘密の恋~絶対に知られちゃいけない恋だったのに~
~瀧佑介side~

「この意味わかるな?瀧」

朝倉部長に呼ばれて、アモーレに付き合わされたところ、アモーレで言われた。

今まで海外事業部の営業1課の岸田課長が担当されていた大口のクライアント、ライラックホールディングスの新しいシステム構築のプレゼンを俺が担当するという。

朝倉部長が含ませているのは、これに成功したら俺の昇進があるってことを言っているのだ。

「はい。そしたら岸田課長は?もしかして次長ですか?」

「まぁそうなるだろうな。お前ならできるだろ?なんとかしろ。
ただ、他社からもあいみつをとると言っている。オタオタしてるわけにはいかないぞ。」

「はい。」

「来週からシンガポールだな。」

「そうっすね。」

「しばらく及川とは仲良くできないけどな。」

朝倉部長はニタッと笑った。

「お前ぞっこんだからなぁ~。あのお前がなぁ・・・。」

「いやぁ。部長ほどじゃぁないっすよ。」

「俺はまぁ、いつもこんなもんだよ。そろそろ奥さん気づいててまずくなってきてるんだけどな。」

そりゃそうだろ。これだけ通い詰めてりゃぁ・・・。

「まぁ俺は課長にはお前押すから。及川のためにもがんばれ。
課長になったら出張は・・・減るぞ。管理に回るからな。」

「はい。がんばります。」

よっしゃ。これはがんばるしかねぇ。
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