秘密の恋~絶対に知られちゃいけない恋だったのに~
2週間かけて打ち合わせし、その後の1週間でそのほかの部署の聞き込みなどもやって、ついにプレゼンは完成した。

あとは3日後の役員会議で披露するだけ。


3日後のプレゼンも上々で、ライラックの役員達の反応もかなりよかった。

あとはあいみつの先だけだな・・・。
どこなんだ。もう一社って・・・?


プレゼンが終わって秋田さんとライラック社の本社ビルを出た。
終わった。達成感と疲労感。

「疲れましたね。今日泊まられるんですか?飯でも行きますか?」

秋田さんを誘っていると、ビルの前にタクシーが横付けされ、中から女性が降り立った。

「あの女性、きっとあいみつさきですよね?」

秋田さんがコソッと呟いた。

あれ?あの女・・・。
結婚式の時の女。

確か名刺交換したな。成田コーポレーションか。あいみつさきって・・・。

「お久しぶりです。瀧さん。」

その女小早川詩乃《こばやかわしの》は手を差し出した。

「負けないように頑張ります。」

俺は仕方なく握手をかわした。小早川はキリッと笑うとビルの中に消えて行った。

「お知り合いですか?」

「ええ。ちょっと。」

知り合いがあいみつさきってのはめんどくさい・・・。
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