秘密の恋~絶対に知られちゃいけない恋だったのに~


かなり無理してたんだと思う。

シンガポールと日本の往復・・・
はじめての管理職・・・
華のこと・・・


俺は5月の末の暑い日、営業中に外で眩暈がして、膝をついた。

冷汗がでる・・・ヤバイ・・・
熱中症か?

「瀧さん?!どうしたんですか!」

誰かに声をかけられてそっちを見ると、小早川がいた。

あ、助かった。知り合いに会えた。これで病院くらい運んでくれんだろ・・・?

そう思ったのが最後、俺の意識は遠のいていった。


気づけば、病院のベッドの上にいた。

「あ、瀧さん。気が付きました?」

小早川の元気な声が聞こえる。

「あ、悪りぃ・・・。俺どうしたんだっけ?」

「横断歩道の真ん中で倒れちゃったんですよ。疲労で体が弱ってるところに突然の暑さで・・・。
軽い熱中症だそうですよ。点滴で水分入れてもらってました。安静にすれば大丈夫らしいです。」

「今何時だ?」

「夕方の5時です。」

「マジか?」

ガバっと起き上がる。
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