触れられないけど、いいですか?
「その言葉が。どんなに俺の心を救ってくれたか。
さくらの言葉のお陰で、俺に新たな目標が出来た。
俺は、本当は父の期待に応えたい気持ちを持っていた。だから、会社を継ぐ。だけど……自分の夢も諦めない。今すぐじゃなくても、いつか海外の為に尽力する。
それにね、さくら……あの日、俺にずっと怯えていた君が、その言葉をくれた時は一瞬だけ、微笑んでくれたんだ。その笑顔がとても綺麗で、素敵で、俺は今でも忘れられない。
そう……あの日からずっと忘れられなかったんだ」