触れられないけど、いいですか?
「は、初めまして。朝宮 さくらと申します。こちらこそ、今日はありがとうございます」
そう言って、ゆっくりと頭を下げる。
なんとか動揺を表に出さないように、冷静を装う。
決して、相手の見た目がかっこ良いから動揺している訳じゃない。
単純に、驚いているのだ。
と言うのも、日野川グループなんて大企業の御曹司が、何故私と政略結婚することを選んだのだろうとずっと考えていた。日野川グループならもっと相手を選ぶことも出来たのではないだろうかと。
もしかしたら、今まで結婚したくても出来なかったワケありな男性で、誰でもいいから今すぐに嫁が欲しいと思っているような相手なんじゃないだろうかと私は密かに思っていたのだ。
しかし、目の前にいるこの男性は、そんなワケありな人には見えない。
ハキハキしていて明るそうだし、爽やかだし、何よりこのルックス。結婚出来ないタイプには全く見えない。
「さくらさんは、年齢は二十四歳でしたよね」
翔さんが、やはり明るく爽やかに私にそう尋ねる。はい、と私が返すと、「では、僕の三歳下ですね」と答えた。
ということは、彼は現在二十七歳。婚期を逃しているという訳でもないから、ますます彼がこのお見合いに来た理由が分からない。
そう言って、ゆっくりと頭を下げる。
なんとか動揺を表に出さないように、冷静を装う。
決して、相手の見た目がかっこ良いから動揺している訳じゃない。
単純に、驚いているのだ。
と言うのも、日野川グループなんて大企業の御曹司が、何故私と政略結婚することを選んだのだろうとずっと考えていた。日野川グループならもっと相手を選ぶことも出来たのではないだろうかと。
もしかしたら、今まで結婚したくても出来なかったワケありな男性で、誰でもいいから今すぐに嫁が欲しいと思っているような相手なんじゃないだろうかと私は密かに思っていたのだ。
しかし、目の前にいるこの男性は、そんなワケありな人には見えない。
ハキハキしていて明るそうだし、爽やかだし、何よりこのルックス。結婚出来ないタイプには全く見えない。
「さくらさんは、年齢は二十四歳でしたよね」
翔さんが、やはり明るく爽やかに私にそう尋ねる。はい、と私が返すと、「では、僕の三歳下ですね」と答えた。
ということは、彼は現在二十七歳。婚期を逃しているという訳でもないから、ますます彼がこのお見合いに来た理由が分からない。