人生18歳8月31日
自分で歩くよりも前に人生最後の日にちを告げられた。「二千十九年八月三十一日」この日が俺の最後らしい。
俺、鈴谷大地の鈴谷家の長男は十八歳八月三十一日までしか生きることができない病気。ってより呪いにかかってるらしい。死ぬよりも前に子孫を残しこの呪いを続けなければならない。それがルールだそうだ。詳しくは聞いてないからよくわかんないけど守らなければならない掟なんだと、もう何年も親やら親戚に言われてきた。
そして、十四代目鈴谷家長男は例外ではないらしく今年の夏の終わり、夏祭りの花火とともにこの世界の星になる。
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