青い龍の激情
ユウさんは、お父さんに一礼をした。

「お嬢さんを、決して不幸にはさせません。」

「当たり前だ。」

私とユウさんは、顔を見合わせて、ビルを出た。


車に乗ったユウさんは、目を合わせると同時に、キスしてきた。

「夢のようだ。知世が側にいるなんて。」

「私もよ。」

車に乗っている間、ずっとキスをしていた。

まるで、会えなかった時間を、埋めるように。


屋敷に戻った後、ユウさんは私を部屋に呼んだ。

「もう、我慢できないんだ。」

服を脱がされ、体を愛撫される。

「焦らさないで。早く来て。」

私は自分から、おねだりをした。


「ああ……」

ユウさんと一つに繋がった時、生まれて来てよかったと思った。

「知世。ずっと守るよ、君の事。」

「うん。」


青い龍に恋をした。

ずっと一緒にいてね、ユウさん。
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