兄の溺愛がマジでウザいんですけど……《完》
私が家に着いた時、まだ誰も帰ってきてなかった。



お母さんはパートだけど、お兄ちゃんはどこにいるんだろう。



まだ涼子さんと一緒にいるんだろうか。



お兄ちゃんが、涼子さんと何をしてようと私には関係ない。



私は、誠也と東京に行く。



私はリビングのソファーに座って、買ったばかりの東京のガイドブックを開いた。
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