俺様御曹司は期間限定妻を甘やかす~お前は誰にも譲らない~
あの週末から、私たちの距離は少し変化したように感じる。

元々私に甘い言葉を伝えてくれる人だったが、最近ではさらに真っ直ぐに私への気持ちを伝えてくれるようになった。


身体を重ねたあの日以降、彼はさらに忙しくなりなかなかふたりで過ごす時間はとれていない。

それでなくてもプロジェクトが大詰めを迎えていて、私自身も残業が続いていた。

そんな毎日の中でも、私を支えてくれていたのはやはりあの夜の彼の言葉だった。


『仕事に熱心なのはいいが、無理をするな。ひとりで背負い込んで抱え込む必要はない。お前ならやり遂げられると俺は信じている。けれどそれで身体を壊したら意味がないだろう? もう少し力を抜いて、もっと周囲を頼ればいい』


このプロジェクトをきちんとやり遂げたら、逃げずに如月さんについて尋ねてみよう。

心の中で小さな決意を固めていた。
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