一匹狼と野良猫。


男性陣は威圧を放つ彼にビクッと肩を竦めて

いそいそとその場を離れて行った。



「ちぇっ、男連れか」

「せっかくいいの見つけたとおもったのにー」



ブツブツ文句を垂れる男達に

中指を立てる玲花さん。



「呼び捨てしてんじゃないわよ。
潰すぞコラ」

「俺だって好きで呼び捨てしてねーよ。
勝手に絡まれてたくせに」

「あ?絞めあげんぞ」

「............口わる。」



はたから見たらカップルにしか見えない2人に

こういう言い合いも微笑ましく見えているだろう。

なんて考えながらほのぼのと見つめる。

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