一匹狼と野良猫。


そんなキラキラした時間はすぐ終わり、

メリーゴーランドの動きがゆっくりと止まる。



終わっちゃった。



まだ余韻に浸っていると、滉牙さんが

こちらに向かって手を差し伸べてくれる。



「おいで。」



そっと彼の手を握り、身体が浮いたように

持ち上げて下ろしてくれた。



「はぁー楽しかった!!次は何乗る!?」



こちらに向けられる玲花さんの笑顔に

心が和む。

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