一匹狼と野良猫。


玲花さんの隣りに腰掛け、

彼女を見上げると優しく微笑む。



「どうかした?
可愛い犯し.....じゃなくて何かあった?」



頭を撫でてられながら、

玲花さんに聞いてみよう。と決心する。



「.......やっぱり変なんです。

滉牙さんと居ると、顔を見ると
心臓がうるさくて身体が緊張して......

けれど、こうして姿が見えないと
なんだか心細いというか、顔がみたいのに、
いざ隣りに居ると逃げたくなって.......

どうしたら、また普通に戻れるんでしょうか?」



そう言うと彼女はニッコリ笑う。

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