一匹狼と野良猫。


「んじゃ手の平サイズに取って、
空気抜いて平たく丸めて.......」



彼がする動作を見ながら

自分も同じになる様に真似る。

出来た。

手に乗せて滉牙さんに見せると、

手の大きさに作った2人のサイズの違いに

彼はまた笑った。



「ふは、俺のでか」



全然違うサイズに、自分の手を見つめる。

.......手、大きくならないかな。



「いや、俺が大きくし過ぎたわ。

そっちのが食べやすそうだし、
サイズそっちのに合わせよ。」



彼はそう言ってサイズを合わせる。



「じゃ残りよろしくね」



彼はそう言って別の料理を作り始めた。


< 296 / 624 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop