一匹狼と野良猫。


心も身体も温かい。

顔も、




あつい。



真っ直ぐ向けられる視線に、

咄嗟に逸らしてしまう。



「して。」

「.......えっ」

「さっきみたいに。」



ゆっくり顔がまた近づく。



「おでこに、して?」



首を傾げながら、意地悪そうに笑う滉牙さん。

< 337 / 624 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop