一匹狼と野良猫。


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「ここの部屋、好きに使っていいよ」



案内されたのは先程の部屋の1番奥。

そこは白を基調としたシンプルで綺麗な部屋だ。



「俺の部屋すぐ隣りだから

なんかあったらいつでも言って?」

「はい......すみません......」



彼に頭を下げると、頭に温かい手が添えられた。



「そこは、すみません。じゃなくて
ありがとう。でしょ」

「あ......ありがとう、ございます.....」



彼は微笑み、頭を2、3度撫でられた。

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