一匹狼と野良猫。


「あ......いえ、
見てるだけで、その」

「可愛いじゃんそれ、買お」



そう言って彼はマグカップの在庫であろう箱を

手に取ってレジへと向かう。

そしてすぐ会計を終えてこちらに来た。



「はい」



彼は可愛い小さな紙袋を差し出した。



「あげる。」



そっと受け取ると彼は満足そうな顔をする。

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