一匹狼と野良猫。
「ゆいちゃん♪
お部屋出来たよー!って
うわ、タイガじゃん。」
「姉さん!!
久しぶりに会ったのに、うわってなんスか!!?
姉さんこそ何でここに?」
「仕事よ仕事!!
さ、ゆいちゃんおいで♪
んもー超絶プリティー!!
私得でヤヴァイわ!!!」
玲花さんに手を引かれ、タイガさんの方へ
一礼をしてリビングを後にした。
ヒラヒラと手を振ってくれるタイガさんが見えた。
「いやぁー......いいね結菜ちゃん♪」
「..............は?」
「俺にちょーだい♪」
ガツンッ!!!!
「いった!!??
全力の肩パン!!?いった!!??
冗談に決まってんだろ」
「おめえの場合マジにしか聞こえねえんだよ」
「力は昔と全然変わんねえな。
前の場所に顔も出しに来ねえから
ちっとは衰えたと思ったのに。」
「バーカ、鍛えてんだよ」
「うわっ!!
今のバカの言い方昔のコウちゃんそっくり!!」