生徒会の姫と秘密
ー珀sideー

ーバタンッ

と、大きな音が部屋に響いた。

なんの音だ...?

そう疑問に思い、俺は音がした方へと足を進めた。



「芽依!?」

音がしたと、思われる場所には芽依が倒れていた。

体は熱く火照っていて、呼吸は浅い。

「おい!大丈夫か!?」

呼びかけても、全く反応しない。

とりあえず、芽依を抱き上げ、芽依の部屋に連れていきベッドに寝かせた。

食欲もないと言ってたし、おそらく、朝から体調が悪かったんだろう。

俺は、そんなことにも気づけないのか...。

心底、俺は馬鹿だなと思う。

医者よりも、アイツらを呼んだ方が、早く治るんじゃないか?

そう思った俺は、アイツら...生徒会メンバーに連絡を入れた。
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