~ジラソーレ・ひまわり~(礼文島から愛を込めて)
僕達はやっぱり繋がっているんだ。必ず礼文に行くよ。

颯太の言葉が、夏海の心に残っている。

颯ちゃん、もう、熱下がったかな?
夏海は、心配だった。


《颯ちゃん、具合はどう?》


《ああ夏海、もうだいぶ良いよ。でも、まだ走るにはだるいから。明日はなんとか行けそうかな。》


《無理しないでね。》


夏海は、颯太の身を案じながら、忙しく働いた。慣れない民宿の仕事は、神経を使って疲れる。

その日の夜、颯太から連絡がきた。

《夏海、僕は明日留萌を発つよ。
稚内に着いたら連絡する。》


留萌から稚内までは、2時間くらいかな…。

海沿いをひたすら北上する。

その夜から、お天気は崩れて、激しい雨が降った。

その夜、夏海は心配で、眠れなかった。


朝早くメールが来た。


《夏海、雨だけど行くよ。もうすぐ会える。》


夏海は、その言葉が、颯太の最後のメールになるとは、思いもしなかった。





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