俺のものになってよ
「それはうちらもだって、まさか青木くんが由梨の告白オッケーするなんてさ〜」
「だよねー、ってことはうちら掛け負けたってことじゃん!」
…掛け?
そのワードに少しだけ胸がざわつく。
まさか、な…
一瞬過った悪い考えを振りほどくように少しだけ頭を振る。
しかし、そんな俺の考えは見事的中した。
「湊があたしに落ちたら、何でも言う事聞いてくれるっていう約束でしょ?」
その言葉に、足が棒のように動かなくなる。
「まあ約束は約束だかんね〜」
「はぁ、青木くんがこんな簡単に落ちるとはな〜」
ははっと聞こえてくる笑い声がどこか遠くに感じる。