俺のものになってよ



芽依が青木と付き合ってる、その噂を聞いた時とこの感情はよく似ている気がした。



なんでそれが今込み上げてきたのか、そんなことを考えれば考えるほど答えは絞られるわけで。




でも、まだ俺自身これは不完全な気持ちで、だからこそこんな半端な態度でアイツをこれ以上傷つけたくもなくて。



ほんと、どうしたらいいんだよ…




目にかかる髪がイラつきを加速させて、くしゃりと手で掴んだ時



「俊!?」



シンとした保健室に少し大きめの声が響いて、心臓が不規則に動いた。


び、びびった…




「つか、お前サボり?」

「俊こそ、珍しいじゃん」



そう言ったそいつ──芽依は俺の隣に静かに腰を下ろした。





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