俺のものになってよ



───────カチ、カチ



時計の秒針の音が、やけにうるさくて。


手をついた白いシーツに力を込めた。



ここは保健室。“用がある人は職員室へ”という表示された紙を一目見てドアノブを回せば鍵はかかっていなかった。



授業が始まるチャイムをどこか遠くに感じながら、ぼんやりと窓から漏れる光を見つめた。




サボりとか、何気に高1以来かも。なんてことを頭の隅で考えながらも、思い出すのはさっきのこと。





俺、なんであんなこと言ったんだ…?別に他の男に美玖がどう言われようと、俺にはなんの関係もないのに。



だけど、あの時腹の底から何かが込み上げて、よくわかんねぇけど胸がもやもやして。



俺はこの感情を、前にも一度経験した。





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