ぶっ飛び小話

「申し訳ございません!王妃様だとは知らず、大変失礼な事を…」


その場ですぐに膝をつき謝罪
本当にやってはいけない失敗をした


「え?!あのっ、お願いです。顔上げて下さい!」

「いいえ、王妃様!私に顔を上げる権利などございません!」


本当ならすぐに退城案件だ
怖くて顔など上げられない


「うー…どうしよう…アイルぅ…」

「うーん…」


困った様な2人の声が聞こえる
が、私もどうしていいか分からない

すると、私の肩に手が添えられる


「とりあえず…お名前教えてもらえますか?」


っと、聞いてきたのは侍女の女性
私は顔を上げずに答える


「ムウでございます」


答えると、今度はルナ様の声が言う


「ムウ…。えっと…罪の意識があるなら…私の為に…うーんと…顔を上げなさい」

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