ぶっ飛び小話
「あの…実は…お見合いを…」
そこまで言うと、ラルム様が慌てだした
「え?!お、お見合い?!お見合いするの?!」
「その…両親からの勧めで。写真が届きまして。これと言った断る理由が無ければ、たぶんそのまま…」
上流階級のご子息とのお見合い
高確率でそのまま結婚させられる気がする
「相手の方は、少し年上ですが…お顔も整っていましたし、上流階級の貴族なので生活するのには不自由しないと思います。私には、もったいない位の方です」
ルナ様のような政略結婚とは状況が少し違うけど、結婚から始まる関係もあるんだと知った
今、ルナ様はとても幸せそうだ
「だから…」
「それ、受けるの?」
じっと、とても真剣な表情で聞いてくるラルム様
え?前向きに考え始めてたんだけど…
ダメなのかな?