ぶっ飛び小話

紅茶を淹れて、席に着く


「では、いただきます」


ラルム様から受け取ったカップケーキを一口
食べた瞬間、甘い香りと味が口内に広がる


「ふふっ、美味しいです」


凄く美味しい
甘い物は元気が出る


「元気出た?」

「え?」


向かいに座るラルム様が聞いてきた
もしかして、私が元気ないから誘って下さったの?


「アイルは頑張り屋さんだからさ。悩んでても、困ってても、頼ってくれないから。せめて、息抜きでもって思ってさ」

「気にかけて下さって、ありがとうございます」


ラルム様に心配かけてしまった
申し訳ない…


「…悩みあるなら、聞くよ?僕、アイルが元気ないと心配になっちゃうし」

「え、でも…」

「あ、別に…アイルが話したくないならいいんだ」


っと言うが、ラルム様のお顔…
知りたくて仕方なさそう…

うーん、まぁ…隠す事じゃないし…

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