お見合い結婚いたします!~旦那様は極上御曹司~


溜まっていた涙がとうとう目から溢れ出して、頬をぽろぽろと伝っていく。

涙を流しながら頷き、「はい……よろしくお願いします」と言った声は震えていた。

せっかくはめてもらったリングに目を落としても、涙のせいではっきり見えない。

感極まって泣きだした私を、潤希さんはそっと腕の中に閉じ込めた。

髪を優しく撫でてくれる感触に、次第に涙が止まっていく。

それを察したようなタイミングで密着していた身体を少し離した潤希さんは、私の顔を一度しっかりと見つめ、流れた涙のあとに口付けを落とした。

そのまま言葉なく、唇を奪われる。

触れては離れてと、唇の弾力を楽しむようなキスを繰り消すと、最後は深く唇を重ね合わせた。

誘惑するように舌を誘い出され、絡め取られる。

ふっと膝から力が抜け、手を掛けていた潤希さんの腕に重心がかかった。


「そんな顔で見上げないの、抑えられなくなる」

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