上司との結婚は致しかねます
会社へ行く準備や、俊哉さんが一人でいても大丈夫なように様々な準備を終えると時計は6時近くを指していた。
一息ついてから携帯で連絡してしまおうと「失礼します」と誰に断りを入れてるのか、呟いてから携帯を手にした。
携帯を開いてまず驚いた。
私の寝顔のドアップ。
どうして………。
わっ。これ、前の有休でのお泊り……。
開いたままだった写真のフォルダは悪いと思いつつ、見えてしまった。
スクロールしてもわたしの寝顔ばかり。
いつの、間に……。
有休の時のものに、それに付き合う前にお泊まりしたもの。
これ以上は心臓に毒だとフォルダを閉じた。
もし、これ以上見て、美咲さんとか他の女の人の寝顔が出てきたら立ち直れない。
閉じたところで壁紙は私と付き合う前に旅行した時に撮ったツーショット。
親バカ並みの写真の連続に笑みがこぼれた。
「なんだか、ずるいなぁ。」