上司との結婚は致しかねます
「実際、内田さんを高宮くんと同じプロジェクトにしたら、ものすごい勢いで仕事をしてね。彼。」
「なかなか出店しなかった店まで口説き落としてきて。」
それは知らなかった。
そんなことになっていたなんて。
「それで今回は内田さんを専属の秘書的な役割にしたいとの申し出があって、また彼はそれを認めてもらう為に休日も返上して働いた。」
「これではいつか体を壊すなとは思っていたんだよ。」
「そんな………。
そしたら止めてくだされば……。」
自分のことは棚に上げて思わず心の声を漏らすと笑われた。
「止めたよ。
そんなことしなくても認めるよって。」
「けどね。彼はこう言ったんだよ。
「僕と組んだことで彼女が悪く言われたくないんです」ってね。」
ニコニコしている次長は立派なお腹をさすりながら言った。
「からかい半分で「前の結婚の時より内田さんへの方がご執心じゃないかい?」と言ったらなんと言ったと思う?」