犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら
右肩にすごくぬくもりを感じる...。
なんとなく想像出来る状況に私はまた仕事どころではなくなった。
恐る恐る右を向くと、想像通り、
デスクの椅子をコロコロと転がして私のイスにコツンと当てた浅香が不機嫌極まりない顔でこちらを見つめていた。
こんなにも肩と肩がしっかり密着してる状態で無視なんて出来ない...。
しかも、久しぶりにこんな風に話しかけてくれたことに嬉しい気持ちが湧いているのはもう誤魔化せなかった。
「なぁ、守屋。今日も1杯付き合えよ」
艶っぽい表情で、私の顔を割と至近距離で見つめる浅香に私はYESの返事しか出来なくなる。
浅香の熱っぽい視線に耐えられなくて、私はふいっとパソコンの画面に向き直した。
「久しぶりだし、仕方なしよ。」