犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら
「さすがにあんなに見つめられたら...なぁ?
やっと俺の事、男として意識する気になった?」
浅香がそんなことを言って見つめるからなんにも太刀打ち出来なくなる。
マズい...このままだと完全に浅香のペースだ。
さっき私が予想した、可愛げのない私をその気にさせて面白がってるという浅香の思惑にまんまと乗ってしまうことになる。
私は必死に否定の言葉を考えた。
「別に?この前視察に行ってからなんの報告もないから、同期のよしみで、仕事捗ってるのかな〜って心配してあげただけよ?」
ツンツンとした表情を作って上手く仕事を理由にかわしたつもりだけど、浅香はそれでもニヤニヤと嬉しそうに笑ってる。