犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら



「え、いや。全然!!
ほんとに!全く好きじゃない!!!」



強く否定したすぎて、全力で首を振りながらそう答えると、割と大きな声が出てしまっていたらしい。
周りの目が一気に私の方に向いた…。
や、やってしまった〜。



ペコッと少し一礼して下を向いていると、またガヤガヤした雰囲気に戻った。
ふと目線を前に戻すと三宅くんが少し困ったように両肩を上げて笑った。


「そんなに強く否定されたら逆に怪しいな。

ま、俺的には今の解答が本当だった方が嬉しいけど…」



「へ...。あ、うん。本当です。本当。」



「あ、そう?ならよかった」



にっこりと微笑む三宅くんはやっぱり好印象で爽やかでカッコいい。


だけど、俺的には嬉しい...。ならよかった。
というまるで私の事が気になってるみたいな発言に私はまた頭を悩ませるのだった。



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