犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら



いや、でも三宅くんとは今初めて話してるし、ないか。
それに、彼はもっと上品で女の子っぽい守ってあげたくなる系の子が好きそうな予感がする。まぁ、直感だけど。
でも、案外当たる女の勘っていうやつ。



それからしばらくの間、三宅くんと話を続けた。
仕事の話はもちろんだし、休日何してるとか、好きなアーティストとか、趣味とかそんな突っ込んだ話まで。


三宅くんはすごく話し上手、聞き上手で会話するのがとても楽しかった。
気遣いも出来るし、イケメンだし。
こんな彼氏なら言うことないんだろうな〜


なんて、考えてると


「おー。三宅。
お前いつの間に守屋さん独り占めしてんだよ〜」



とまた、はじめましての男性社員の方が三宅くんの隣に座った。



「どーも、三宅と同じ、営業部の遠藤です。」


「あ、はじめまして。商品企画部の守屋です」



そんな軽い挨拶をすると、遠藤くんはニタニタと笑った。
明るくて、口達者そうだな〜。と遠藤くんはそんなイメージ。
でも、全然悪い印象じゃなくて、むしろ色んなことに目を向けて機転を利かせるのが得意そうな感じだった。



そう言えば、三宅くんの話が上手かったのも営業部だと思えば納得の結果だ。
営業はトークが命。
私たちが企画して生み出した商品をどれだけ店頭に並べられるのかは彼らにかかってる。





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