犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら



イケる口...かと言われれば、多分イケない口だ。そんなに強くない、と思う。


お酒は好きだけど。
もうわりと今日は飲んだし、間違えなく明日の休みは完全に睡眠と二日酔いに潰れるレベルだってことは自覚してる。



でも、この最高に気分がいい状態でお酒を飲みたい欲はかなりある。


ふたりと飲むのはすごく楽しいし。
浅香のことなんか忘れて、ふたりと笑ってたい。そんな欲に負けた私は、


「うん、今日は飲みたいかも」



と気がつけば答えていた。



「よし!じゃあ、飲むか!」


やる気満々の遠藤くんに、三宅くんは少し心配そうに「守屋さん、本当に大丈夫?」と聞いてくれた。



「うん。楽しいから、もっと一緒に飲みたい」



私のそんな言葉に、そう?と少し嬉しそうに笑ってくれる三宅くんの表情にさらに私の気分は上がる。


もう、浅香なんてやめて三宅くんのこと好きになりたいかも。
大事に大事にしてくれるだろうし、あんな女を侍らせてるやつよりも、相当安心感と信頼性がある。




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